kyuji330のブログ

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0506栃木vs群馬

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高崎市城南野球場で行われた

栃木対群馬の対戦。

栃木先発の比嘉は

2回まで動く直球を上手く使い

パーフェクトに抑える。

2回まで奪った6つのアウトのうち

5つがゴロアウトと芯を外す投球が目立った。

しかし、3回に先頭の9番 李に二塁打を許すと

その後も不運なポテンヒットなどが重なり

2点を先制されてしまう。

 

5回にも動く直球を逆方向に

狙い撃ちされ3点を失ってしまう。

続投した6回にも1点を追加され、

6回を投げMAX139km被安打11、6失点に終わった。

 

 

結果は出なかったが動く直球は

1巡目までは十分通用しており

4番の元オリックスカラバイヨのバットを折るなど

芯を外す投球も出来ていた。

 

これまでの登板でも1巡目までは抑えているが

2巡目以降動く直球を逆方向に

狙い撃ちされる場面が目立っている。

2巡目以降をどう料理するかが

これからの比嘉の成長に繋がるだろう。

 

ゴロを打たせる能力や

ストライクを取るのに困らないコントロール

十分持ち合わせているだけに

打者の目が慣れてきた2巡目以降の

投球は課題が残る。

 

その課題は自分が1番わかっていると思うので

次からの投球に期待したい。

 

比嘉大智初勝利!

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4/17(火)栃木vs武蔵

小山運動公園野球場

 

この日初先発となった

比嘉大智は9回2失点完投し

今シーズン初勝利を飾った。

完投勝利は去年からBCリーグに参加した

チームにとって初の快挙であった。

 

試合は初回に栃木が3点を先制し

主導権を握るが、

武蔵も3回にヒットと盗塁からチャンスを作り

3番山川のタイムリーで1点を返す。

4回にも4番関口が外のスライダーを

バックスクリーンに運び2点目を奪った。

 

しかし栃木の先発比嘉は味方の打線の援護や

ショート谷津の好守備に支えられ

最後まで粘りぬいた。

左打者が多い中でも動く直球を上手く使い

カーブでタイミングを外し

9回7安打2失点完投勝利をあげた。

 

この完投勝利を振り返って比嘉は

「最後の方はきつかったが周りの野手の声や、ファンの方の応援が力になった。」

と満足そうに話した。

試合後にはヒーローインタビューにも呼ばれ

チームメイトに水をかけられるなど

チームにも溶け込んでいる様子。

 

このようなピッチングを続けて

チームを代表する投手になれるよう

がんばれ比嘉大智!!

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瑞慶覧伸哉(滝ヶ原駐屯地)

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第18回全国都道府県対抗男子駅伝

1区の中継所で実況が驚いていたのを覚えている。

「29位沖縄。沖縄の瑞慶覧頑張りました」

 

29位はあまり良い順位ではないと

思う人が多いかもしれないが

沖縄県民と、駅伝や長距離が好きな人は

実況が驚いた理由がすぐ分かっただろう。

なぜなら沖縄県はこの大会40位台がほとんどで過去最高でも35位と低迷していた。

 

そんな低迷している中で1区を任されたのは

宮古高校の瑞慶覧伸哉だった。

福嶺中時代には同大会で6区を走り

区間15位という記録も残しており、

まさに沖縄駅伝界のエースだった。

 

高校卒業後、箱根駅伝を目指し

駅伝の名門・東海大学に進学する。

沖縄ではほぼ負けなしの瑞慶覧だったが

レベルの高い選手が揃う東海大学

最後まで出場ギリギリのラインで争ったが

出場することは叶わなかった。

 

現在は自衛隊・滝ヶ原駐屯地で

勤務しながら練習に励んでいる。

「大学の頃は時間がありすぎて、逆に練習に集中できなかった。でも今は勤務しながら練習しないといけないので、限られた時間でいかに良い練習をするかを考えるのが楽しい。」と今の環境を気に入っている。

 

レベルの高い中で切磋琢磨してきた瑞慶覧は

沖縄の駅伝界について

「沖縄で強いからと満足しないでほしい。速い人はたくさんいる。もっと視野を広げて上を目指して欲しい。」と語った。

瑞慶覧自身も自衛隊で練習を積み

将来は南米に渡り世界最高峰の中で

戦うという目標を持っている。

 

29位で驚かれる県が駅伝の強豪県になるには

瑞慶覧伸哉の走りにかかっているかもしれない。

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比嘉大智(栃木ゴールデンブレーブス)

 

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BCリーグ栃木ゴールデンブレーブス

比嘉大智という投手がいる。

知らない方もいるかもしれないが

知らない方が普通だろう。

なぜなら彼には、実績という実績がない。

比嘉は宮古島で生まれ小学2年生から

東少年ヤンキースで野球を始める。

小学校時代は島内の試合ではほぼ負けなし、

県内でも練習試合とはいえ強豪と言われる

世名城ジャイアンツをも完封するほど力があった。

しかし、県大会には出場できず

高校最後の夏も一回戦で

那覇商業に3-7で敗れた。

そして卒業後、愛知大学野球連盟2部に

所属する愛知東邦大学に進学した。

比嘉はそこでプロを目指すきっかけを

見つけることになる。

 

愛知大学野球連盟2部に

名古屋経済大学という大学がある。

そこに中尾輝(現東京ヤクルトスワローズ)がいた。

のちにプロに入ることになる投手を間近でみた比嘉は

「とにかく速い。まっすぐでファールを取れるのがすごい。プロを目指す人はこれくらいのレベルまで行かないとダメだとわかった。」と驚いた。

間近でプロに入る選手を感じたことで

自分に足りないものに気づきプロに行きたいという

気持ちが強くなった。

 

大学では怪我に泣かされて、

満足のいく結果は残せず、クラブチームの

鳥開ベースボールクラブに入った。

怪我も治り思うようなボールが投げれるように

なった頃、転機が訪れる。

BCリーグ栃木ゴールデンブレーブス

セレクションがあり、それに合格し

ドラフト1位で入団を果たした。

栃木ゴールデンブレーブスは元巨人の村田を

はじめレベルの高い選手が数多くいる。

しかし待遇は月10万円程の給料で

1人暮らしととても厳しい。

その環境でも比嘉が頑張る理由は

「怪我に泣かされて思うような投球ができない時も親や周りの友達が応援してくれた。今度は自分が恩返ししたい。何年続けるか自分の中で決めているのでとにかくやるしかないという気持ち」と答えてくれた。

 

宮古島のスーパースターから

野球界のスーパースターへ。

比嘉大智の挑戦が始まる。

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